音響計測 技術コラム
無響室の工事には建設業許可が必要?
2024年3月28日
- HBK × Sonora 音響計測ソリューション
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- 無響室の工事には建設業許可が必要?
音響パワー測定
無響室は建設工事にあたります。
建設工事を請け負うためには、建設業法に基づき建設業許可が必要です。
ただし、請負代金が500万円未満などの「軽微な建設工事」のみを請け負い営業をする場合は、建設業許可は不要です。
税込500万円未満の無響室は建設業許可が不要ですが、500万円以上の場合は建設業法違反となり行政処分などが課されることもあります。
さらに、建設業許可には「一般建設業」と「特定建設業」という区分があります。
請負金額が500万円以上の建設建設工事を請け負うには「一般建設業許可」の取得が必要ですが、元請業者が下請業者へ発注する建設工事の合計額が4000万円以上となるときは、「特定建設業許可」の取得が必要です。
まとめ
- 500万円未満 : 建設業許可が不要
- 500万円以上4000万円未満 : 一般建設業許可
- 4000万円以上 : 特定建設業許可
守谷商会は建設業許可を取得しております。
詳しくは、「【PDFファイル】株式会社守谷商会 建設業法許可一覧」をご参照ください。
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